子どもに振り回される、その本当の理由
2026/06/18
「うちの子に振り回されて、もうくたくたです」
そう話す親は多い。
言うことを聞かない。 何度言っても同じことを繰り返す。 機嫌が悪くなると、手がつけられない。
そのたびに、エネルギーを消耗していく。 子どものために、と思ってやっていることのはずなのに。 気づけば、疲れ果てている自分がいる。
振り回されていると感じるとき、実は最初に何かを望んでいたのは、親のほうなのだ。
こう育ってほしい。 これができるようになってほしい。 この場面では、こう振る舞ってほしい。
その理想が、先に心の中にある。 それは決して悪いことではない。 子どもを思うからこそ、生まれる理想だ。
でも、子どもはその理想通りには動かない。 当たり前のことなのだけれど、いざその場面に立つと、当たり前だと思えなくなる。
理想と違う姿を見せられたとき。 親の中で、対応しきれない感覚が生まれる。 どうすればいいかわからず、焦る。
その焦りを、脳は一つの物語にまとめようとする。 「この子に振り回されている」という物語に。
そのほうが、わかりやすいからだ。 自分は悪くない。子どもが大変なだけだ。 そう思えたほうが、一瞬は楽になれるからだ。
けれど、最初に「こうであってほしい」と子どもに向けて意識を投げかけたのは、いつも親のほうだった。
コントロールしたいという願いが強いほど、それが叶わなかったときの反動も大きくなる。 振り回された、疲れた、という感覚は、実はその反動そのものなのだ。
これは、子育てをやめるべきだという話ではない。 理想を持つことをやめるべきだという話でもない。
ただ、 子どもに振り回されているという感覚の奥には、子どもをこう動かしたいという親自身の願いがある。
この視点を持てるようになると、子どもとの間にゆとりが生まれる。 子どもが変わったわけではない。
自分の中の「こうあってほしい」という前提に、気づけるようになっただけだ。
気づいたら、その前提を少し緩めてみる。 子どもがどう動くかではなく、自分がその瞬間にどう在りたいかを選び直す。
振り回されているのではない。 コントロールしたかった自分が、そこにいた。 それだけのことだ。
もし今、子育てに疲れ果てているなら。 その奥にある、自分自身の願いを一緒に見つめてみませんか。 安東成道に相談してみてね。
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