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「陰謀論、不平等、裏側の真実。その"知りたい"の正体とは」4部作~其の2~

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「陰謀論、不平等、裏側の真実。その"知りたい"の正体とは」4部作~其の2~

「陰謀論、不平等、裏側の真実。その"知りたい"の正体とは」4部作~其の2~

2026/08/15

「私はどちら?」健全な探究と不安からの探索を見分ける欲求チャート

 

前回、「知りたい」という気持ちには、健全な探究と、不安からの探索という、二つの違う動きが混ざっていることをお話しした。

似ているけれど、出発点が違う。 知りたいから調べるのか、不安だから調べ続けるのか。

 

今回は、それを自分自身に当てはめて考えてみたい。

これは医学的な診断でも、心理検査でもない。 あくまで、「今の自分は、どちらの傾向が強いだろうか」を眺めるためのセルフチェックだ。 点数に一喜一憂するためのものではなく、自分を知るための鏡だと思ってもらえたらと思う。

 

セルフチェック

 

それぞれの項目について、「よく当てはまる」「当てはまる」「あまり当てはまらない」くらいの感覚で、直感的に読み進めてみてほしい。

 

Aグループ

  1. □ 知らないことがあると、それ自体が楽しくて調べたくなる
  2. □ 自分と違う意見を見つけると、興味が湧く
  3. □ 調べた結果、自分の考えが間違っていたと分かっても、わりと受け入れられる
  4. □ 「分からない」という結論でも、それはそれで納得できる
  5. □ 一つの情報を見たら、反対側の情報も確認したくなる
  6. □ 新しいことを知ること自体に、楽しさを感じる
  7. □ 誰かに反対意見を言われても、まず「なるほど」と聞いてみようと思う

 

Bグループ

  1. □ 知らないことがあると、不安になる
  2. □ 本当のことを知らないと、誰かに騙されるような気がする
  3. □ 情報を調べても安心できず、さらに調べ続けてしまうことがある
  4. □ 自分が信じたい情報ばかり、探してしまう自覚がある
  5. □ 反対意見を見ると、強い不快感や怒りを感じることがある
  6. □ 「本当のことを知っている人」と「知らない人」を、無意識に分けて考えてしまう
  7. □ 自分の考えを否定されると、必要以上に動揺してしまう

 

タイプの見方

 

Aグループに多くチェックが入った人は、「健全な探究型」の傾向が強いと言える。 知ることそのものを楽しみ、分からないままでも大きく揺らがない状態だ。

 

Bグループに多くチェックが入った人は、「不安からの探索型」の傾向が今、強く出ていると言える。 情報を集めることが、安心を得るための行動になっている状態だ。

 

AとBが同じくらいだった人は、「混在型」と言っていい。 実際には、多くの人がこのタイプに当てはまる。 場面によって、健全な探究にもなるし、不安からの探索にもなる。それが人間の自然な姿だ。

 

もし今、Bグループの傾向が強く出ていたとしても、それは「あなたがおかしい」という意味ではまったくない。 不安が強い時期には、誰でもこちらに傾きやすくなる。 今の自分の状態を知るための目印だと思ってほしい。

 

タイプを分けても、評価はしない

 

ここで、はっきりさせておきたいことがある。

「健全な探究型」が良くて、「不安からの探索型」が悪い、という話ではない。

人は、状況によって行き来する。 仕事で追い詰められているとき、大切な人間関係に不安を抱えているとき、体調が優れないとき。 そういうときは、誰でも「不安からの探索」に近づきやすくなる。

これは弱さではなく、心の防衛反応だ。 不安なときほど、人は「はっきりさせたい」と感じるようにできている。

だから、このチェックの目的は、自分を「このタイプだ」と決めつけることではない。

今、自分の中では、どちらの要素が強く出ているだろうか。 それを、ただ眺めてみることだ。

 

知りたい気持ちを、なくす必要はない

 

もう一つ、大切なことを伝えておきたい。

このチェックの結果、たとえBグループに多くチェックがついたとしても、「知りたい」という気持ち自体をなくす必要はない。

知りたいという気持ちは、人間らしい力だ。 消す必要はないし、消せるものでもない。

大切なのは、知りたい気持ちの奥にある感情に、気づいてあげることだ。

 

不安なのか。 騙されたくないのか。 誰かに置いていかれるような気がして、怖いのか。

その感情に気づくだけで、情報との向き合い方は、少しずつ変わっていく。

 

次回は、この「知りたい」という気持ちの奥に、具体的にどんな心理的な欲求が隠れていることが多いのかを、もう少し掘り下げて見ていきたいと思う。

 


内省の質問

  •  
  • 今の自分は、Aグループ・Bグループ、どちらの傾向が強いと感じましたか。
  •  
  • 「不安からの探索」に傾きやすいのは、どんな状況のときですか。
  •  
  • 「知りたい気持ちの奥にある感情」として、今、思い当たるものはありますか。

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