細胞の再生を助けるレシチンに着目
LECITHIN
細胞膜や細胞の核の部分に存在し、毎日新しい細胞をつくって細胞に必要な酸素や栄養素を吸収し、不要な物質を排出する役割を持つレシチンは、細胞が不具合を起こさないよう細胞膜をきれいにし、細胞の一つひとつをみずみずしく保つ働きをしています。このレシチンを特殊加工することでできる成分が、精神的な難病においても効果が見られ、クリニックでの実証例として報告されております。
レシチンとは何でしょう?
レシチン(lecithin)は、自然界の動植物すべての細胞に存在し、生体膜の主要構成成分です。リン脂質を含む脂質製品を総称してレシチンと呼びます。レシチンの特性は、油を水に分散させてエマルジョンを作る乳化力と、皮膚や粘膜から物質を透過吸収する浸透作用です。エマルジョンは、乳濁液あるいは乳剤ともいい、マヨネーズ、木工用接着剤、アクリル絵具、写真フィルムなどが身近な例です。私たちの体は、水溶性のものと脂溶性のものから成り立っていますが、その仲立ちをするのがレシチンです。
生物は細胞からできていることはよく知られていますが、細胞が細胞膜を通じて物質を取り入れたり、排泄したりできるのも、レシチンがあるからです。
細胞の原形質は、主にタンパク質で、これに核酸や脂質、様々な塩類溶液が混じってできたコロイド状の物質です。レシチンを構成する必須不飽和脂肪酸、イノシトール、コリンなどは、動脈硬化や肝硬変の予防に役立ち、新陳代謝を促進する機能があります。そのため、体の構成単位である細胞から老廃物を排泄させ、若さを保つ作用が重要視されています。
レシチンの必要性について
日々の食生活で健康を意識し、栄養バランスを考えながら生活されていることと思います。しかし、良質で効果的な栄養素を摂取していても、細胞が十分に栄養を吸収できなければ意味がありません。細胞への栄養吸収効率は、細胞の種類や状態によって異なり、体内のすべての細胞が常に最適な栄養状態を保つことが重要です。細胞への栄養供給が不足すると、細胞の機能が低下し、病気につながる可能性があります。
レチシンの推奨摂取量
脂肪が体内でエネルギーとして使われたり、蓄えられたりする際には、タンパク質と結合して血液の流れに乗って移動します。この脂肪とタンパク質の結合には、レシチンが必要です。体重60kgの人体には、約600gのレシチンが含まれています。レシチンの不足は、疲労や免疫力低下、不眠、動脈硬化、糖尿病、悪玉コレステロールの蓄積など、多くの症状を引き起こすといわれています。
レシチンの結論
私たちの体に必要な栄養は血液によって運ばれます。特に、脂肪がエネルギーとして利用・貯蔵される際には、タンパク質と結合して血液中を移動しますが、このタンパク質と脂肪を結合させるのに「レシチン」が必要なのです。
また、水と馴染みにくいコレステロール、中性脂肪、脂肪酸などと一緒に、それらを水に溶けやすくする働きもしています。さらに、細胞の中からコレステロールを取り除く際に働く酵素の働きを助ける役割も担っています。このように「レシチン」は、体内の至る所の細胞膜や細胞核に存在し、毎日、新しい細胞を作り、細胞に必要な酸素や栄養を吸収し、不要な物質を排出する役割を担っているのです。
この「レシチン」が不足し、新しい細胞を作れなくなったり、栄養や酸素が十分に取り込めなかったり、不要な物質が細胞内に蓄積したりすると、すぐに細胞に不具合が生じてしまいます。
つまり、レシチンの働きは、細胞が常に不具合を起こさないよう細胞膜をきれいにし、次々と新しい細胞が生まれるための働きをしているのです。細胞の一つひとつをみずみずしく保つ働きをしているといえます。
K・リゾレチシンについて
従来のレシチンを酵素で加水分解し、脂肪酸を除去して低分子化したものが「リゾレシチン」です。
そのリゾレシチンに特殊栄養素を加えたものが「K・リゾレシチン」です。
低分子化である理由
脳には「血液脳関門」という関所があり、低分子で脂溶性の成分はこの関門をすぐに通過します。
たとえば、アルコール(酒類)やニコチン(タバコ)などは低分子で脂溶性なので、摂取するとすぐに血液脳関門を通過し、酔ったり、頭がクラクラしたりするのです。
K・リゾレシチンは低分子で脂溶性であるため、血液脳関門を通過しやすいです。
つまり、従来のレシチンに比べて非常に吸収力に優れ、即効性があります。
アメリカのマサチューセッツ工科大学の特別研究チームによる動物およびヒト実験の結果は著しく、現在もアメリカや日本のいくつかの大学、医療機関で研究が続けられています。
研究結果によると、サプリメントとしてリゾレシチンをそのまま摂取しただけではK・リゾレシチンほどの大きな効果は期待できず、「リゾレシチン+特殊栄養素」が重要な鍵となっています。
クリニックにおける実証事例
協賛:ナチュラルクリニック代々木
発行:HBCフナト
ALPHA通信を参考にしています。
※参照図書※
心の病を癒す 脳内食品-IQ・EQも高まる-
「食べるだけでIQ・EQが高まる」改め
著者 医学博士 神津 健一
トレランス出版発行・ぶんぶん書房発売
最後に
これらの実証例と臨床例はクリニックにおけるほんの一例です。諦めかけていた、精神的な難病も著しい改善が見られるのがK・リゾレシチンです。これらの内容を含め、より多くの実証例や臨床例を知りたい、またはK・リゾレシチンについて知りたい方は、成健研究所にお問い合わせください。
医学博士でありK・リゾレシチンの開発者、神津健一先生著書による書籍
予防医学指導士である安東成道の無料勉強会も実施しています。
レシチン情報「脳と心」篇
成建研究所が栄養療法の主成分として推奨し、製品も販売している「レシチン」。
ここでは、日本におけるレシチンの普及に貢献し、日本で初めて健康食品としての認可を取得したレシチン博士・神津健一氏からの情報提供に基づき、レシチンとその製品に関する情報をまとめてご紹介します。
レチシン情報「肌」篇
レシチンは細胞のすべてに存在すると言われている生体膜の主要構成成分です。以下が「K・リゾレシチンゼリー」に関する測定試験結果をまとめです。
レチシン情報「予防」篇
化学物質への耐性度が低い「K・リゾレシチン」は、生活習慣病の緩和や有害物質(農薬や薬害など)の排除、機能回復と安定効果を持つことが試験で確認されています。